高梨ちえ

フルタイムで仕事をしながら子育てや家のことをして30代40代はあっという間に過ぎていきました。
日々の生活に追われて私は常にイライラして家族にあたってしまう事もありました。ちょっとしたことでもすぐ腹が立つ自分がとても嫌でした。腹が立つと相手を攻撃してしまう、そうすると後味が悪くて「すぐ怒る自分がいけないんだ」と思うようになり腹が立っても我慢するようになりました。
初めのうちはそれで良かったのですが、段々人と関わることが煩わしくなり距離をおくようになっていきました。仕事を辞めて専業主婦になっていた私は必要以外の外出はせず「夫と子どもがいればいいや」と思って過ごしていました。

そんな時にインナーチェンジングセラピーと出会いました。心の仕組み、感情の成り立ちや役割などを学び、私の心の中には抑え込まれていた不快な感情が沢山溜まっていたことがわかりました。
そして、その不快な感情は、幼いころの自分の身近にいる人との関わりの中で作られ、長い時間をかけてパターン化され、大人になってからの人間関係や自分の行動に影響を与えてしまいます。学びながらカウンセリングを受け、その不快な感情を消化していくうちに、自分が思い違いをしていたこと、そしてその思い違いを修正する事で、腹が立つことが減り私の心は穏やかさを取り戻すことができました。
家族や周りの人との関係も徐々に改善され、人と関わることが煩わしいと感じなくなりなり、楽に人と接することができるようになり、外出する機会も増えていきました。私が変わっていくのを傍で見ていた夫もインナーチェンジングセラピーを学び始めました。
そして、周りで励まし見守り続けてくれた仲間たちとの関わることで「自分は一人じゃないんだ」と実感でき、人と関わる事が私に変わる勇気を与えてくれました。

自分が学んだこと、経験したことを講義やカウンセリングを通じて「私はこんな性格だから」とか「私ってなんでいつも○○なんだろう」、「私なんて何をやっても駄目」と、生きづらさを感じている方の日々の生活をより心地よいものにするためのお手伝いをさせて頂きたいと思っています。